ピジョンの決算
今回はピジョンの2019年12月期決算を見てみたいと思います。
まずは、損益計算書から2018年第1四半期と2019年第1四半期を比較してみたいと思います。
全て概算ですので、詳細は実際の決算書を確認してください^_^
売上高は258億から255億で、3億減少。営業利益54億から45億で、9億減少。販管費が75億から84億で、9億上昇。
売上が少し下がっていますね。販管費がかなりの額上がっていて、その分利益が減ってしまっています。
ROE(自己資本利益率)は25.7%から22.2%に下がっています。ここにも販管費の上昇が影響しています。
日本企業のROEの平均が5〜8%程度といわれているので、非常に優秀な数字になっています。しっかり、株主への義務を果たしている数字になっています。
資産の効率を売上債権をどれくらいで回収できているかでみてみると、2018年1.74ヶ月から2019年2.17ヶ月になっています。事業拡大に伴って、少し効率が悪くなっているのかもしれないです。
バランスシートから財務の健全性をみてみます。
短期の支払いの能力に関しては、当座資産と流動負債を比較してみます。
当座資産は短期間に現金化できるお金で、流動負債は短期間に返さなければならないお金です。流動負債より当座資産が少ないと、短期間の支払いが厳しいと判断できます。
2018年、当座資産460億に対して流動負債156億。2019年、当座資産460億に対して、流動負債168億。
流動負債が12億増えていますが、短期の支払いの能力は問題なさそうです。
続いて、長期の支払い能力をみてみます。
長期の支払い能力に関しては固定比率でみてみます。
固定比率とは、自己資本に対する固定資産資産の割合ですね。100%未満であれば、問題ないと考えることができます。
2018年、自己資本642億に対して274億で43%。2019年、自己資本641億に対して、284億で44%。
長期の支払い能力に関しても問題なさそうですね。
自己資本比率も50〜60%くらいあれば、問題ないとされる中、74.7%なので、高い数字となっています。
キャッシュフローは、営業CF ➕、投資CF△、財務CFが△となっています。
これは、本業の収支がプラスで、その中で投資を行い、残った部分を返済にあてている事を意味します。
ピジョンがとても堅調な経営をしていることが全体的にみてとれます。
海外にも進出していて、国内事業(子育て支援、HC.介護含む)45%に対して、中国事業34%、シンガポール事業11.6%、ランシド事業12.2%となっており、海外事業を全て足すと、57.8%になっており、構成比が国内事業を超えています。
国内では少子化でマーケットは縮小していくので、しっかり海外事業を拡大し、成長戦略を練っているようです^_^
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