user-name-hatena-id{display:none;}

投資と企業分析

投資する際に必要な情報の提供

ぐるなびの決算2019

    今回はぐるなびの2019年3月期の決算説明会資料を通して、前期比較をしてみたいとおもいます^_^


   数字は概算で出しますので、詳細は実際の決算説明会資料をみてください。


   まずは、損益計算書から見てみたいとおもいます^_


   売上が362億円から327億円になり、35億円減少。


   営業利益が47億円から12億円になり、35億円減少。


   当期純利益が31億円から6億弱になり、25億円減少。


   売上も気になるところですが、営業利益が4分の1に、当期純利益に関しては5分の1になってしまっています。


   原因は送客力の低下による飲食店との契約の減額、解約、受注が低調になったことのようです。


   販管費に関しては、500億弱削減していて、企業努力が伺えます。


   バランスシートを通して、短期と長期の財務の安全性を見てみたいと思います^_^


   短期に関して、まずは流動比率でみてみたいもおもいます。


   流動比率流動資産➗流動負債


    上記の計算式で算出されます。流動負債の方が多いと、支払いが滞る可能性があるため、一般的に100パーセントを超えるのが、安全だといわれます。


    実際計算してみると、2018年が250%で、2019年が305%です。


   しかし、流動資産のなかにも、短期間に現金化されるとは限らないものも含まれています。


   より厳密に現金化できるもので算出されるものが、当座比率です。


   当座比率当座資産➗流動負債


   という計算式で算出されます。当座資産は現金預金、受取手形売掛金、すぐに現金化できる有価証券をいいます。当座比率も100%超えていると安全だといえます。


   当座比率は2018年が213%、2019年が255%です。


   続いて長期的な支払いの能力をみてみます。指標として、固定比率、固定長期適合率でみてみます。


   固定比率=固定資産➗自己資本


   固定長期適合率=固定資本➗自己資本固定負債


    この2つが100%未満だと長期的にみて安全だといえます。


    実際の数字は、固定比率は2018年54%、2019年49%、固定長期適合率2018年53%、2019年48%です。


   総合してみると、短期、長期とも支払い能力に問題なく、財務的に安全です。


   前期比較でみると、2018年より2019年の方が数字的により財務的安全になっています。おそらく、本業の業績が悪化しているため、手元に現金が残るようにしているのかもしれないです。
 
   決算説明会資料では、ネット予約の増加への対応の遅れなど、刃を研ぐのを怠ったような内容が多かったです。大分ライバル企業においていかれていると思うので、楽天との業務提携を経て、イノベーションを起こしていかないとなかなかV字回復は難しいかもしれません、、、

 

おすすめのほのぼのしたブログ

https://komutoriku.hatenablog.com

 

気まぐれブログ

https://yuki346905j1155.hatenablog.com/