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投資と企業分析

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ソフトバンクの決算

   今回はソフトバンクの決算を見てみたいと思います^_^


   まずは損益計算書を見てみます。


   売上高は2018年3月期3兆5826億円、2019年3月期3兆7463億円となっています。


  2019年3月期の売上高成長率は4.5%となっています。この数字だと安全水準かなといった印象です。この成長率で推移していると経営は安定してきます。5%超えてくると超優良になってくるので、ソフトバンクの未来が気になります。


   営業利益は2018年3月期6379億円、2019年3月期7194億円となっています。
営業利益成長率をみてみると、12.7%になっています。二桁成長素晴らしいですね。


   販管費は2018年3月期8935億円、2019年9118億円となっています。


   貸借対照表をみて、財務の健全性を見てみたいと思います。


   短期の支払い能力を当座資産と流動負債を比べてみてみます。当座資産は短期間に現金化できるもので、流動負債は短期間に支払わなければならないお金になります。


   2018年当座資産1兆3077億円、流動負債3兆3974億円。2019年当座資産1兆5448億円、流動負債2兆462億円となっています。


   流動負債の方がおおいので、短期的には財務は不健全な状態にみえます。


   長期の支払い能力をみてみます。自己資本と固定資産を比べてみます。自己資本が長期の資金、固定資産が長期の資産を意味します。長期の資産は長期の資金で賄います。


    2018年自己資本8665億円、固定資産3兆7364億円。2019年自己資本1兆2470億円、固定資産4兆187億円となっています。


   固定資産の方が圧倒的に多くなっています。この時点で不健全だと考える事もできますが、自己資本固定負債(長期的な借金のようなもの)を足して固定資産を超えていれば、健全だと考えることができます。


   しかし、2018年、2019年とも固定負債を足したところで、固定資産の方が多いので長期の財務も不健全となっています。


   短期的にも長期的にも資金繰りに関しては苦労しているようにみえます。


   キャッシュフローをみてみます。2018年は営業CF➕、投資CF▲、財務CF▲となっていて、2019年は営業CF➕、投資CF▲、財務CF➕となっています。


   これは2018年堅調な経営から、2019年積極的に投資にうって出る局面となっています。


   2019年本業の収支はプラスだが、それを超えて積極投資を行い、資金不足は借入金でらまかなっている状況です。