ZOZOTOWNの資金繰り
前回のブログでZOZOTOWNはツケ払いという新たらしいビジネスモデルをつくりだしたけど、その結果、キャッシュフローが厳しくなっているとお伝えしました。
実際のバランスシートをみて、財務の健全性も見てみたいと思います。
短期的な支払い能力について、当座比率で見てみたいと思います^_^
当座比率とは、流動負債つまり短期で返さないいけないお金に対する、当座資産つまり短期間に現金化できるものの占める割合を示す指標です。
これが100%超えてると安全なのですが、ZOZOTOWNでは、2018年は183%、2019年は94%です。
結構露骨に資金繰りの悪化がみてとれますねwこれは、短期借入金が2018年まったくなかったのが、2019年にいきなり220億円に増えたのが大きな要因だと思います。
長期の支払い能力もみてみます。これは固定長期適合率という指標でみてみます。
これは固定資産を運用するときに、自己資本でまかなえているのかをみることがでぎす。100%未満であれば安全と考えることができます。
ZOZOTOWN2018年42%、2019年93%
たしかに、2019年も100%未満なので、安全だともいえますが、いきなり倍になっているので、来期は大丈夫なのかという懸念は残ります。
最後は、売上債権回転期間をみてみます。 これは商品が売れてから、現金化されまでの期間がわかる指標です。
売上債権➗月平均売上高で計算できます。
ZOZOTOWN2018年3.1カ月、2019年2.8ヶ月です。若干改善されているので、もしかしたら、手を打っているのかもしれません。
資生堂が2ヶ月、コーセーが1.6ヶ月です。コーセーと比べると倍近くかかっているので、ツケ払いの性質上仕方ないですが、現金化の効率の悪さが浮き彫りになっています。
数字でみてみると、資金繰りの悪化が露骨にでていたので、驚きましたw
ツケ払いという斬新なアイデアは素晴らしく、実際売上も上がっていますが、資金繰りを失敗してしまうと、禁断の果実となってしまうかもしれません、、、
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