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投資と企業分析

投資する際に必要な情報の提供

ココカラファインの決算

   ココカラファインのバランスシートから財務の健全性について見てみたいと思います。
   短期の支払い能力をみてみます。


   2018年流動負債627億にたいして、当座資産383億。2019年流動負債698億に対して当座資産377億です。


   流動負債とは短期間に返さないといけないお金の事で、当座資産とは短期間に現金化できるお金を示しています。


   流動負債の方が多いので、短期の支払い能力は低く、資金繰りの苦しさが見えます。2018年から2019年にかけて流動負債が大幅に増えていることから、当座比率も61%から54%に悪化しています。


   長期の支払い能力も見てみます。


   固定資産を保有する際には、短期資金ではなく、長期資金での調達が必要になってきます。この長期資金にあたるものが自己資本です。


   2018年固定資産616億に対して、自己資本888億。2019年固定資産資産656億に対して951億です。


   固定資産を全て自己資本で賄えていますので、極めて健全な状態だといえます。


   財務の健全性に関して総合すると、長期的には問題ないが、短期の資金ぐりはかなり厳しいので、何かしらの手をうたないと危ないかなといった印象です。


   キャッシュフローは営業CFが➕、投資CFが➖、財務CFが➖です。これは、本業の収支がプラスで、その中で投資を行い、余剰を返済にまわしている状況がみえます。堅調な経営がみてとれます。


   資産効率もみてみます。売上債権回転期間という指標でみてみます。これは商品が売れてから、現金化されるまでの期間がわかります。


    ココカラファインで2019年0.64ヶ月、資生堂で2ヶ月、コーセーで1.6ヶ月となっています。圧倒的にココカラファインの方が現金化されるのが早いのをみると、小売業の強みとも言えるかもしれないです。

 

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