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投資と企業分析

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資生堂とコーセーの決算

  今回は、資生堂とコーセーの決算を比較して、資産効率について考えてみたいと思います^_^


   ROA(総資産利益率)という指標がありますので、みてみます。資生堂が6.1%、コーセーが12.3%です。2倍以上もコーセーの方が高いので、コーセーの資産効率の良さが浮き彫りになっています。


   ROAを分解して考えると、


   売上高当期純利益率✖️総資本回転率になります。収益性✖️効率性とも考えることができます。


   ビジネスの現場で実際に関わってくる効率性の指標として、売上債権回転期間というのがあります。


  売上債権回転期間とは、製品が売れてから、現金として会社に入ってくるまでの期間をいいます。


   どんなに、本業が調子よくても、現金が枯渇してしまうと、倒産してしまう可能性がありますので、現金化のスピードは非常に重要になってきます。


   売上債権回転期間資生堂が2ヶ月、コーセーが1.6ヶ月でした。コーセーはかなり効率いいですね。


   売上高当期純利益率、つまり収益性でみてみると、資生堂が12%、コーセーが11%でした。若干、資生堂の方が高いですね。


   1ヶ月の一人あたりの売上高も分析してみました。資生堂が200万、コーセーが358万でした。どちらもすごい金額でしたが、コーセーの金額はすごいですね。人時生産性もかなり優秀だと思われます。スタッフが優秀なのか、効率的なシステムが構築されているのか、それともその両方か。


   まとめると、収益性は資生堂が若干上で、効率性はコーセーがかなり上、両社ともそれぞれ特徴を活かして経営しているようです。


   元IBM会長のルイスガースナーさんの著書巨象も踊るを読んで見て思ったことですが、やはり会社も規模が大きくなってくると、舵取りが難しく、共通の原則、目標を共有するのが難しいと思われます。


   資生堂も効率性をあげるのはたいへんな事だと思います。その中収益性をあげて勝負してるところが、賢いなと思いました^_^

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