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クックパッドの決算

  今回はクックパッドの2019年1-3月期の決算を見てみたいとおもいます。


   クックパッドは2016年に経営陣を刷新しました。新しい経営陣の打ち出した方針が、広告事業のウェイトを下げて、会員事業に回帰することでした。収益性の低い広告事業を縮小して、収益性の高い会員事業に注力しようという試みですね。


   クックパッドの成長は会員事業と海外事業にかかっているので、そこに注目してみましょう。


   まずは海外事業からみてみます。2016年9月末時点での海外ユーザー数は、2929万人でした。2019年3月末時点では4104万になっており、右肩あがりに増えていってます。


   会員事業の売り上げは、2016年7-9月期22億9200万円だったのが、2019年1-3月期18億2700万円で減収になってしまっています。


   クックパッド全体の売り上げと利益の推移をみてみると、2016年から2017年にかけて、34億円売り上げが下がっているものの3億円営業利益が増えています。これは、新経営陣の思惑通り、広告事業のウェイトを減らした結果がでています。


   しかし、2017から2018年にかけて、売り上げが15億円下がって、営業利益も37億円下がってしまいました。売り上げもさることながら、営業利益の下落率の大きさが目立っています。2018年から2019年にかけても減収減益となってしまっています。


   結果としてみると、新経営陣の方針が裏目にでているのかなと思われます。2016年まで広告事業が順調に成長していただけにもったいない結果になっています。


   海外ユーザーは右肩あがりに増えているのは希望の光なので、今後は海外事業の収益性をあげることも重要になってくるかもしれません。


   飛躍する企業に重要な条件の1つに一貫性があります。せっかく積み上げていた信用と実績が、経営陣の方針変更などで崩れさるのはよくあることですが、もったいないですね。


   世界100ヶ国で一番のレシピサービスを作るのが目標みたいなので、頑張ってほしいです^_^

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