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投資と企業分析

投資する際に必要な情報の提供

塩漬け株の対処法(貸株)

   皆さんは塩漬けになっている株は保有していませんか?ちなみに僕はガッツリ保有してますw

   人間心理的に利益はすぐに確定したがるのに、損失が拡大する際は容認してしまうようです。そら、株で勝てる人はごく少数になりますよねwある意味、人間性を捨てることが株で勝てる条件になるかもしれないですね。

 

   塩漬けたなった時の対処法として、基本的なものは、①損切りするか、②ナンピンするかになります。

 

   ①塩漬けになっている時点で、かなり含み損が膨らんでいるので、損切りするのは勇気がいりますが、もし、できるだけ早く資産を増やしたい場合は、損切りして次の銘柄に投資した方が、投資効率が上がる可能性はありますね。

 

   ②含み損になっている時点で、購入時より株価が下落しているため、低い株価で株を買い足し、平均取得単価を下げる事で、含み損を減らす方法をナンピンといいます。個人的にかなりナンピンはリスクが高く、株価が回復する確信がないとかなり危険な技術です。成功すれば、ナンピンする前より早くかつ損失も少なく資金を回収できます。

 

   僕のオススメの第3の選択肢が「貸株サービス」を利用する方法です。

 

   僕は楽天証券を利用しています。ホーム→国内株式→貸株一覧・貸出・返却で設定できます。

 

   貸株サービスとは、楽天証券会社に保有している株を貸し出す代わりに、株のレンタル料として金利を受け取るサービスです。よくある誤解として、貸し出している間は売却できないというのがありますが、通常時と同じように売却する事できます。とてもお得なサービスなので、長期投資する際は貸株サービスを利用するのがオススメです。

 

     楽天証券の場合、貸株サービスを利用できるのは国内上場株式のみとなります。国内の銘柄では増配を続けている企業はすくなく(買王くらいかな、、、)、業績が悪くなると、無配当になる銘柄も多いです。なので、安定した金利を得られる貸株サービスはかなり美味しいですw

 

   また、配当や株主優待を受けることができないのではないかといった不安もあると思いますが、そこも設定の仕方である程度対処することができます。

 

   貸株サービスには、「金利優先」、「株主優待優先」、「株主優待、予想有配優先」という3つの設定があります。

 

   金利優先...権利確定日も株を貸し出しつづけます。権利確定日には、金利が通常の5倍になります。

 

   株主優待優先...株主優待の権利確定日に自動的に返却され、株主優待の権利を得ます。株主優待がない場合は配当金相当額がはいります。

 

   株主優待、予想有配優先...株主優待と配当の権利確定日に自動返却され、株主優待と配当の権利を得ます。

 

   最後の「株主優待、予想有配優先」設定にする事で対処することができます。しかし、もちろんデメリットもあり、長期保有が条件の株主優待などの場合は、権利取得できない可能性が高いので、長期保有が条件の株主優待が欲しい場合には貸株サービスは避けるようにしましょう。

 

   つまり、この3つの設定を使い分けることが非常に大切です。その際は、特に株主優待はしっかり調べる必要があります。

 

   話を塩漬け株に戻すと、塩漬けになるような株である以上、不祥事等で急落したか、財務が安定していなかったり、利益やキャッシュフローがマイナスであるようなリスクの高い銘柄の可能性があります。このようなリスクの高い銘柄の場合、自ずと貸株サービスを利用した際に得られる金利も高くなります。

 

   貸株サービスの金利は1%未満のものから、10%以上の銘柄まであり、リスクが高ければ金利が高い可能性は大です!

 

    塩漬け株は、保有しているだけでは配当しかお金が入ってきません。特に、無配当の銘柄の場合、一銭も入ってきません。逆に貸株サービスを利用すれば、無配当の銘柄は自ずとリスクの高い銘柄である可能性が高いので、高い金利が得られます。是非、知らなかった方は、「貸株サービス」有効活用してください^_^