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投資と企業分析

投資する際に必要な情報の提供

二倍になる株の探し方 ヒップ(2136)

今の目標は2倍になる株を探す事です。そんな中で出会ったのが、「何故か日本人が知
らなかった新しい株の本」です。不思議と興味を持って調べていると自分の求めている良書にであえますよねw内容も面白く、なんせ読みやすいので、是非読んでみてください。 この本の中で、ざっくりな計算から1株の価値を弾き出して、現状の株価と比べて割安な銘柄を探していく内容があります。この計算式を利用して、現状の株価の2倍の価値のある銘柄を探しだして、2倍株を探し求めていきたいと思います^_^
 

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投資

1.スクリーニングして有望株を探す

まずは有望株の絞り込みをするために、PERが10倍以下で、PBRが1倍以下を条件にスクリーニングをかけました。

2.事業価値を計算する

まずは事業価値を算出します。この本の中では、事業価値とは営業利益を10倍したものいいます。何故営業利益の10倍になるのか。 投資の世界では事業価値とは企業の出した利益を期待利回りで割ることで算出されます。 営業利益はそこから税金が40%引かれます。加えて、日本の株式の期待利回りの平均は5~8%程度となっています。ここでは、6%と考えます。営業利益×0.6÷0.06となり、式をまとめると.、営業利益×10となるわけです。すごくシンプルでわかりやすいですよね。ヒップ(2136)の過去3年分の営業利益の平均413百万円となっているので、10倍して事業価値は4.130百万円となります。

3.財産価値を計算する

続いて、財産価値を算出します。投資の世界では、財産価値は当面必要ない資産をいいます。財産価値を出す計算式は、「流動資産-1.2×流動負債+投資その他の資産合計」となります。今度は何故流動負債を1.2倍するのか気になりますよねwこれは、投資の世界では、流動負債の1.2倍くらいが当面の運転資金として必要と考えられているからです。(流動比率120%)実際、日本の企業全体の平均も流動比率が120%くらいとなっているようです。2020年3月期決算で、計算してみると、3.386百万円-1.2×1.556百万円+264百万円=1.782百万円となります。
 負債は固定負債+非支配株主持分とし、計算すると、557.553百万円+0円=557.553百万円となります。

4.一株当たりの価値の計算の仕方

最後に一株当たりの価値の計算の仕方は事業価値+財産価値-負債÷発行株式数になります。計算してみると、4.130百万円+1.782百万円-558百万÷3.9753百万株=1347円となります。年月日時分現在の株価が円となっているので、
 この計算はあくまで過去の実績によるものなので、投資する際のひとつの資料としましょう。投資する際には、将来の成長性も加味することが重要となってきます。

資生堂の今の本当の株価

 今の目標は2倍になる株を探す事です。そんな中で出会ったのが、「何故か日本人が知
らなかった新しい株の本」です。不思議と興味を持って調べていると自分の求めている良書にであえますよねw内容も面白く、なんせ読みやすいので、是非読んでみてください。 この本の中で、ざっくりな計算から1株の価値を弾き出して、現状の株価と比べて割安な銘柄を探していく内容があります。この計算式を利用して、現状の株価と本当の株価を比べてみたいと思います。
 

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真実の株価
 

1.事業価値を計算する

まずは事業価値を算出します。この本の中では、事業価値とは営業利益を10倍したものいいます。何故営業利益の10倍になるのか。 投資の世界では事業価値とは企業の出した利益を期待利回りで割ることで算出されます。 営業利益はそこから税金が40%引かれます。加えて、日本の株式の期待利回りの平均は5~8%程度となっています。ここでは、6%と考えます。営業利益×0.6÷0.06となり、式をまとめると.、営業利益×10となるわけです。すごくシンプルでわかりやすいですよねの資生堂の過去3年分の営業利益の平均は100.873百万円となっているので、10倍して事業価値は1.008.730百万円となります。
 
 

2.財産価値を計算する

続いて、財産価値を算出します。投資の世界では、財産価値は当面必要ない資産をいいます。財産価値を出す計算式は、「流動資産-1.2×流動負債+投資その他の資産合計」となります。今度は何故流動負債を1.2倍するのか気になりますよねwこれは、投資の世界では、流動負債の1.2倍くらいが当面の運転資金として必要と考えられているからです。(流動比率120%)実際、日本の企業全体の平均も流動比率が120%くらいとなっているようです。で、計算してみると、
504.164百万円-1.2×380.033百万円+114.958百万円=163.082百万円となります。
 負債は固定負債+非支配株主持分とし、計算すると、294.470百万円+20.118百万円=314.588百万円となります。
 
 

3.一株当たりの価値の計算の仕方

最後に一株当たりの価値の計算の仕方は事業価値+財産価値-負債÷発行株式数になります。計算してみると、1.008.730百万円+163.082百万円-486.752百万÷400百万株=1.713円となります。2020年5月13日現在の株価が6.342円となっているので、かなり割高だといえると思います。
 この計算はあくまで過去の実績によるものなので、投資する際のひとつの資料としましょう。投資する際には、将来の成長性も加味することが重要となってきます。

資生堂の倒産危険度

(メニュー)

 

1.コロナウイルスの影響

資生堂の2020年12月期第1四半期決算短信が2020年5月12日に発表となりました。案の定、コロナウイルスの影響で前期と比べて、売上高・営業利益ともに下落しました。前期と比べて、売上高は△46.725百万円、営業利益が△32.438百万円となりました。下落率でいうと売上高が△17%、営業利益が△83.3%となりました。売上高の下落率もさることながら、営業利益の下落率がやばいですね。それもそのはず、売上高が△46.725百万円下落しているにもかかわらず、販管費が前期と比べて、△7.498百万円しか減少していません。

  やはり、資生堂ほどの会社になれば、福利厚生もしっかりしてるでしょうから、給与は支払われつづけているでしょうし、CM等の広告宣伝費もすでに支払っているでしょうし、家賃等も払わないといけないので、販管費をすぐに大幅に抑制するのは難しいだろう事が予想できます。

  ドラッグストアで働いているので、実感として感じるのは資生堂ユーザーは年配の方も多く、購入する際に販売員に接客してもらってしか買いたくない人も多いと思いますので、百貨店等の営業自粛はかなり影響が大きいと思います。

  コロナウイルスの収束もいつになるのかわからないので、大企業といえども倒産する可能性があります。やはり、企業にとってキャッシュフローが滞るのは致命的ですね。実際に今回の決算から倒産の可能性をみてみたいと思います。

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財務の安全性

 


安全性の指標を見るときは優先順位があります。①手元流動性②当座比率③流動比率④自己資本比率の順番になります。現金に近いところからチェックするのが原則になります。なぜなら、倒産するか否かの指標となるからです。
 

 

2.手元流動性

手元流動性はすぐに使えるお金を月商で割ったものです。実際に計算してみると、現金及び預金:99.302百万円÷(売上高:226.893円÷3ヵ月)=1.31ヵ月となります。基準としては、大企業1ヵ月、中堅企業1.5ヵ月、中小企業1.7ヵ月となっています。なので、しっかり現金をもっています。
 
 

3.当座比率

当座比率は当座資産÷流動負債で計算できます。当座資産とは流動資産の中でもより現金化しやすいものをいいます。実際に計算してみると、当座資産(現金及び預金:99.302百万円+受取手形+売掛金:152.319百万円)÷流動負債:380.033百万円=66%となります。90%以上あるといいので、低い数値となっています。
 
 

.流動比率

流動資産を流動負債で割ると計算できます。計算してみると、流動資産:504.164百万円÷流動負債:380.033百万円=133%となります。一般的に120%あればいいといわれているので問題なさそうです。
 
 

.自己資本比率

長期の安全性を自己資本比率でみます。計算方法は純資産÷資産です。計算すると、純資産:503.960百万円÷1.178.465百万円=43%となります。業種によって自己資本比率はかなり差があります。一般に自己資本比率が70%以上なら理想企業、40%以上なら倒産しにくい企業といえます。なので、倒産しにくい企業といえると思います。
 
 
総合して分析すると、短期的にも長期的にも財務の安全性は高いと思われます
。さすがに大企業は体力が大きいですね。あとはいつコロナウイルスが収束するかですね、、、
 
 
 
 
 
 
 

ZOZOのバランスシート

  2019年3月31日時点の株式会社ZOZOの貸借対照表を通して、財務の健全性というところにスポットを当ててみたいと思います^_^

 
    ただ今現在進行中で勉強中なので、細かい内容についてはご容赦くださいませw
 
   まずは貸借対照表のしくみについて簡単に説明します。
 
   貸借対照表とは、企業の財政状態を明らかにする決算書をいいます。
 
   左側に資産を書き、右側に負債と純資産を書きます。
 
   この右と左が同額になることから、バランスシートとよばれます。
 
   左側が資金の運用形態を意味し、右側が資金の調達源泉を意味します。つまり、右側で調達した資金を、左側の資産にかえて運用しているということになります。
 
   負債は他人資本による調達を意味し、銀行等他人から調達した資本になります。
 
   一方、純資産は自己資本による調達をいみし、要は株主からの出資からの調達した資本になります。
 
   財務状態を把握するときに、負債と純資産の割合に注目します。負債の方が割合が多ければ、やや不健全な状態です。純資産の割合が多ければ、健全だといえます。
 
   ZOZOを見てみると、負債が71%で、純資産が29%なので、やや不健全かなといった感想です。
 
(金額は百万単位です。前月末比は無視してください)
 
   資産と負債には、両方とも固定か流動かと言った区別があります。端的にいうと、短期間に現金化できるか否かと言ったものです。
 
   財務の健全性をはかるとき3パターンあります。
 
   固定資産に対して、純資産の割合の方が多ければ、健全です。
 
   固定資産に対して、純資産と固定負債を足した割合の方がおおければ、やや不健全です。
 
   固定資産に対して、純資産と固定負債を足した割合の方がすくなくて、流動負債が入り込んでいる場合、不健全になります。
 
   ZOZOでみてみると、固定資産27%にたいして、純資産29%となっており、純資産で固定資産全てをまかなっています。
 
   自己資本でほぼほぼ投資してる形かなと思われます。
 
   トータルでみるとZOZOの財務状況を僕なりみてみると、かなり健全かなといった状況かなと思います。
 
   損益計算書の利益の部分を軽くみてみると、前年と比べて当期純利益がおちています。
 
   利益が右肩あがりを続けていて、2019年に落ちています。楽天もそういった利益のグラフだったので、もしかしたら、日本の経済も少し頭うちなのかなと思いました。
 
   ZOZOに関しては、2020年以降また成長を再開すると予想をだしているので、頭うちの状況を脱するために、設備投資等に利益をまわしているのかもしれません。
 

三菱商事の成長性

今回はの決算の損益計算書を通して、三年間の売上高、利益、販管費の推移をみていきたいと思います。

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成長

 1.売上高、売上高成長率

まずは売上高の推移をみていきます。2017年3月期:6.425.761百万円、2018年3月期:7.567.394百万円、2019年3月期:16.103.763百万円となっています。次は売上高成長率をみてみます。2018年3月期:17.8%、2019年3月期:112.8%となっています。売上高成長率の適正水準は超優良水準:6~20%、安全水準:0~5%、準危険水準:▲1~▲10%、危険水準(1):▲11~▲20%、危険水準(2):21%以上、超危険水準:▲21%以下、となっているので2018年3月期は超良水準といえます。2019年3月期は収益としてとらえる基準がかわったようで、分析しにくいです。
 
 

2.営業利益、売上総利益高営業利益率

まずは営業利益の推移をみてみます。2017年3月期:401.138百万円、2018年3月期474.389百万円、2019年3月期:584.728百万円、となっています。売上総利益高営業利益率は適正な基準となるので採用します。営業利益÷売上総利益高(売上高-売上原価)で計算できます。結果は、2017年月期:30.2%、2018年月期:25.1%、2019年3月期:29.4%となっています。目安は超優良水準:11%~20%、標準:10%、改善の余地あり:0~9%、赤字:マイナス、儲かりすぎ:20%以上となってます。儲かり過ぎているので、どこかに歪みが生じている可能性があります。
 
 

3.販管費、売上高販管費率

まずは販管費の推移をみてみます。2017年3月期:932.607百万円.14.5%、2018年3月期:18.3%、2019年3月期:12.3%となっています。日本の大手の平均が約27%となっているのでやや高めかなといった印象です。かなり、低めに抑えられていて直近も改善しています。

三菱商事の財務の安全性

2020年3月期の決算より財務の安全性を考えてみたいと思います。安全性の指標を見るときは優先順位があります。①手元流動性②当座比率③流動比率④自己資本比率の順番になります。現金に近いところからチェックするのが原則になります。

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財務の安全性

1.手元流動性

手元流動性はすぐに使えるお金を月商で割ったものです。実際に計算してみると、現金及び預金:1.322.812百万円÷(売上高:14.779.734百万円÷12ヵ月)=1.07ヵ月となります。基準としては、大企業1ヵ月、中堅企業1.5ヵ月、中小企業1.7ヵ月となっています。なので、しっかり現金はもっているようです。
 
 

2.当座比率

当座比率は当座資産÷流動負債で計算できます。当座資産とは流動資産の中でもより現金化しやすいものをいいます。実際に計算してみると、当座資産:4.949.701百万円÷流動負債:5.346.271百万円=92.6%となります。90%以上あるといいので問題なさそうです。
 
 

3.流動比率

流動資産を流動負債で割ると計算できます。計算してみると、流動資産:6.937.390百万円÷流動負債:5.346.271百万円=129.8%となります。一般的に120%あればいいといわれているので、かなり大きな数値となっています。
 
 

4.自己資本比率

長期の安全性を自己資本比率でみます。計算方法は純資産÷資産です。計算すると、純資産:6.216.894百万円÷18.049.661百万円=34.4%となります。業種によって自己資本比率はかなり差があります。一般に自己資本比率が70%以上なら理想企業、40%以上なら倒産しにくい企業といえます。なので、低い数値となっています。
 
 
総合して分析すると、短期的には問題ないですが、長期的には少し危険だといえると思います。
 
 
 
 
 
 
 

三菱商事のキャッシュフロー

今回はの2020年3月期の決算短信からキャッシュフロー計算書をとおしてお金の流れをみてみたいと思います。キャッシュフローは三種類あります。三菱商事の場合は営業CF+、投資CF△、財務CF△となっています。これは本業の収支がプラスとなっていて、そのプラスの中で投資を行って、余った分を返済にあてているという堅実な経営がみてとれます。キャッシュフローを一つずつみていきたいと思います。
 

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キャッシュフロー



1.営業キャッシュフロー

営業キャッシュフローは本業の収支を表しています。ここがマイナスだと経営はくるしい状態にあります。キャッシュフロー計算書を見るときはまず営業キャッシュフローがプラスかどうかを確認します。三菱商事は849.728百万円となっています。次に営業キャッシュフローが収益面からみても適正な水準にあるかみるために、「キャッシュフローマージン」という指標で確認します。キャッシュフローマージンは営業キャッシュフロー÷売上高で計算できます。実際に計算してみると、849.728百万円÷14.779.734百万円=5.7%となります。7%以上が目安となるので、水準より低い数値となっています。
 

2.投資キャッシュフロー

投資キャッシュフローをみることで企業が投資にどれくらいお金をつかっているか見ることができます。投資にお金を使うので基本的にはマイナスとなります。プラスの場合、固定資産を売却して返済にあてていて経営がかたむきつつあるケースもあるので注意が必要です。投資キャッシュフローを見るときは未来への投資をおこなっているのかをみるのが大切です。有形固定資産の取得による支出がその目減り額である減価償却費より多ければみらいへの投資を行っているとみなすことができると思われます。の場合、有形固定資産の取得による支出が△326.014百万円、減価償却費が66.929百万円となっているので未来への投資が十分なようにみえます。

 

3.財務キャッシュフロー

財務キャッシュフローからは二種類の意味を読み取ることができます。一つは銀行等からの融資・返済等のファイナンスです。もう一つは配当の増減です。基本的にはマイナスが好ましく、営業キャッシュフローがマイナスで財務キャッシュフローがプラスの場合は経営が傾いていて融資をうけて何とか無理くり経営しているだけのこともあるので注意が必要です。

三菱商事の現在の本当の株価

 
 今の目標は2倍になる株を探す事です。そんな中で出会ったのが、「何故か日本人が知
らなかった新しい株の本」です。不思議と興味を持って調べていると自分の求めている良書にであえますよねw内容も面白く、なんせ読みやすいので、是非読んでみてください。 この本の中で、ざっくりな計算から1株の価値を弾き出して、現状の株価と比べて割安な銘柄を探していく内容があります。この計算式を利用して、三菱商事の今の本当の株価をみてみたいと思います。
 

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投資


 

1.事業価値を計算する

まずは事業価値を算出します。この本の中では、事業価値とは営業利益を10倍したものいいます。何故営業利益の10倍になるのか。 投資の世界では事業価値とは企業の出した利益を期待利回りで割ることで算出されます。 営業利益はそこから税金が40%引かれます。加えて、日本の株式の期待利回りの平均は5~8%程度となっています。ここでは、6%と考えます。営業利益×0.6÷0.06となり、式をまとめると.、営業利益×10となるわけです。すごくシンプルでわかりやすいですよねの三菱商事の過去3年分の営業利益の平486.752均百万円となっているので、10倍して事業価値は4.867.520百万円となります。

2.財産価値を計算する

続いて、財産価値を算出します。投資の世界では、財産価値は当面必要ない資産をいいます。財産価値を出す計算式は、「流動資産-1.2×流動負債+投資その他の資産合計」となります。今度は何故流動負債を1.2倍するのか気になりますよねwこれは、投資の世界では、流動負債の1.2倍くらいが当面の運転資金として必要と考えられているからです。(流動比率120%)実際、日本の企業全体の平均も流動比率が120%くらいとなっているようです。で、計算してみると、
6.937.390百万円-1.2×5.346.271百万円+7.441.299円=7.963.164百万円となります。
 負債は固定負債+非支配株主持分とし、計算すると、6.486.496百万円+989.535百万円=7.476.031百万円となります。

3.一株当たりの価値の計算の仕方

最後に一株当たりの価値の計算の仕方は事業価値+財産価値-負債÷発行株式数になります。計算してみると、4.867.520百万円+7.963.164百万円-7.476.031百万÷1.590百万株=3.368円となります。2020年5月12日11時27分現在の株価が2371.5円となっているので、割安となっています。
 この計算はあくまで過去の実績によるものなので、投資する際のひとつの資料としましょう。投資する際には、将来の成長性も加味することが重要となってきます。

NTTのキャッシュフロー

今回はの2019年3月期の決算短信からキャッシュフロー計算書をとおしてお金の流れをみてみたいと思います。キャッシュフローは三種類あります。NTTの場合は営業CF+、投資CF△、財務CF△となっています。これは本業の収支がプラスとなっていて、そのプラスの中で投資を行って、余った分を返済にあてているという堅実な経営がみてとれます。キャッシュフローを一つずつみていきたいと思います。
 

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キャッシュフロー



1.営業キャッシュフロー

営業キャッシュフローは本業の収支を表しています。ここがマイナスだと経営はくるしい状態にあります。キャッシュフロー計算書を見るときはまず営業キャッシュフローがプラスかどうかを確認します。NTTは2.406.157百万円となっています。次に営業キャッシュフローが収益面からみても適正な水準にあるかみるために、「キャッシュフローマージン」という指標で確認します。キャッシュフローマージンは営業キャッシュフロー÷売上高で計算できます。実際に計算してみると、2.406.157百万円÷11.879.842百万円=20%となります。7%以上が目安となるのでかなり稼いでいることがわかります。
 

2.投資キャッシュフロー

投資キャッシュフローをみることで企業が投資にどれくらいお金をつかっているか見ることができます。投資にお金を使うので基本的にはマイナスとなります。プラスの場合、固定資産を売却して返済にあてていて経営がかたむきつつあるケースもあるので注意が必要です。投資キャッシュフローを見るときは未来への投資をおこなっているのかをみるのが大切です。有形固定資産の取得による支出がその目減り額である減価償却費より多ければみらいへの投資を行っているとみなすことができると思われます。NTTの場合、有形固定資産の取得による支出が△1.672.350百万円、減価償却費が1.333.647百万円となっているので未来への投資が十分なようにみえます。
 

3.財務キャッシュフロー

財務キャッシュフローからは二種類の意味を読み取ることができます。一つは銀行等からの融資・返済等のファイナンスです。もう一つは配当の増減です。基本的にはマイナスが好ましく、営業キャッシュフローがマイナスで財務キャッシュフローがプラスの場合は経営が傾いていて融資をうけて何とか無理くり経営しているだけのこともあるので注意が必要です。

NTTの成長性

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成長性


今回はNTTの決算の損益計算書を通して、三年間の売上高、利益、販管費の推移をみていきたいと思います。
 
 
 

1.売上高、売上高成長率

まずは売上高の推移をみていきます。2017年3月期:11.391.016百万円、2018年3月期:11.799.587百万円、2019年3月期:11.879.842百万円となっています。次は売上高成長率をみてみます。2018年3月期:3.6%、2019年3月期:0.7%となっています。売上高成長率の適正水準は超優良水準:6~20%、安全水準:0~5%、準危険水準:▲1~▲10%、危険水準(1):▲11~▲20%、危険水準(2):21%以上、超危険水準:▲21%以下、となっているのでNTTは安全水準だといえます。しかし、成長率が急激に落ちているので、投資が必要かもしれないです。
 
 

2.営業利益、売上高営業利益率

まずは営業利益の推移をみてみます。2017年3月期:1.539.789百万円、2018年3月期1.642.843百万円、2019年3月期:1.693.833百万円、となっています。売上高営業利益率は営業利益÷売上高で計算できます。結果は、2017年3月期:13.5%、2018年3月期:13.9%、2019年3月期:14.3%となっています。徐々に利益率をあげていっています。もしかしたら、売上高の成長が頭うちだと考えてのことかもしれないです。
 
 

3.販管費、売上高販管費率

まずは販管費の推移をみてみます。2017年3月期:2.786.820.24.5%、2018年3月期:2.919.724百万円.24.7%となっています。2019年度に関しては、減価と販管費の区別がないので割愛させていただきます。大手の平均が25%くらいなので、平均くらいかなといった印象です。
 

NTTの財務の安全性

2019年第3四半期決算短信よりNTTの財務の安全性を考えてみたいと思います。安全性の指標を見るときは優先順位があります。①手元流動性②当座比率③流動比率④自己資本比率の順番になります。現金に近いところからチェックするのが原則になります。

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安心・安全

1.手元流動性

手元流動性はすぐに使えるお金を月商で割ったものです。実際に計算してみると、現金及び預金:875.465百万円÷(売上高:8.862.691円÷9ヵ月)=8.9ヵ月となります。基準としては、大企業1ヵ月、中堅企業1.5ヵ月、中小企業1.7ヵ月となっています。なので、一ヶ月分ほど少なめです。

2.当座比率

当座比率は当座資産÷流動負債で計算できます。当座資産とは流動資産の中でもより現金化しやすいものをいいます。実際に計算してみると、当座資産(現金及び預金:875.465百万円+営業債権:4.524.396百万円)÷流動負債:5.604.383百万円=96%となります。90%以上あるといいので問題なさそうです。

3.流動比率

流動資産を流動負債で割ると計算できます。計算してみると、流動資産:6.434.848百万円÷流動負債:5.604.383百万円=115%となります。一般的に120%あればいいといわれているので、少し足りないようです。

4.自己資本比率

長期の安全性を自己資本比率でみます。計算方法は純資産÷資産です。計算すると、純資産:11.634.291百万円÷22.941.729百万円=50.7%となります。業種によって自己資本比率はかなり差があります。一般に自己資本比率が70%以上なら理想企業、40%以上なら倒産しにくい企業といえます。なので、倒産しにくい企業といえそうです。
 
 
総合して分析すると、短期の安全性は若干ひくく、長期の安全性は問題ないといえます。
 
 
 
 
 
 
 

NTTの本当の株価


 今の目標は2倍になる株を探す事です。そんな中で出会ったのが、「何故か日本人が知
らなかった新しい株の本」です。不思議と興味を持って調べていると自分の求めている良書にであえますよねw内容も面白く、なんせ読みやすいので、是非読んでみてください。 この本の中で、ざっくりな計算から1株の価値を弾き出して、現状の株価と比べて割安な銘柄を探していく内容があります。この計算式を利用して、NTTの本当の株価をみてみたいと思います。

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真実の株価



 

 1.事業価値を計算する

まずは事業価値を算出します。この本の中では、事業価値とは営業利益を10倍したものいいます。何故営業利益の10倍になるのか。 投資の世界では事業価値とは企業の出した利益を期待利回りで割ることで算出されます。 営業利益はそこから税金が40%引かれます。加えて、日本の株式の期待利回りの平均は5~8%程度となっています。ここでは、6%と考えます。営業利益×0.6÷0.06となり、式をまとめると.、営業利益×10となるわけです。すごくシンプルでわかりやすいですよね。NTTの過去3年分の営業利益の平均1.625.488百万円となっているので、10倍して事業価値は16.254.880百万円となります。
 
 

2.財産価値を計算する

  続いて、財産価値を算出します。投資の世界では、財産価値は当面必要ない資産をいいます。財産価値を出す計算式は、「流動資産-1.2×流動負債+投資その他の資産合計」となります。今度は何故流動負債を1.2倍するのか気になりますよねwこれは、投資の世界では、流動負債の1.2倍くらいが当面の運転資金として必要と考えられているからです。(流動比率120%)実際、日本の企業全体の平均も流動比率が120%くらいとなっているようです。で、計算してみると、
6.434.848百万円-1.2×5.604.383百万円+10.824.112円=10.533.700百万円となります。
 負債は固定負債+非支配株主持分とし、計算すると、5.703.055百万円+2.486.263百万円=5.951.718百万円となります。
 

 

3.一株当たりの価値の計算の仕方

最後に一株当たりの価値の計算の仕方は事業価値+財産価値-負債÷発行株式数になります。計算してみると、16.254.880百万円+10.533.700百円-5.951.718百万÷3901百万株=5341円となります。2020年5月10日時分現在の株価が2447円となっているので、2倍以上の価値がありそうです。
 この計算はあくまで過去の実績によるものなので、投資する際のひとつの資料としましょう。投資する際には、将来の成長性も加味することが重要となってきます。

石油業界No.1の成長性

今回は国際石油開発帝石(1605)の決算の損益計算書を通して、三年間の売上高、利益、販管費の推移をみていきたいと思います。
 

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売上UP!


1.売上高、売上高成長率

 

まずは売上高の推移をみていきます。2017年3月期:874.423百万円、2018年3月期:933.701百万円、2019年3月期:971.388百万円となっています。次は売上高成長率をみてみます。2018年3月期6.7%、2019年3月期4%となっています。売上高成長率の適正水準は超優良水準:6~20%、安全水準:0~5%、準危険水準:▲1~▲10%、危険水準(1):▲11~▲20%、危険水準(2):21%以上、超危険水準:▲21%以下、となっているので超優良水準、安全水準となっています。この売上規模で成長しているのは凄いです。
 
 

2.営業利益、売上総利益高営業利益率

 
まずは営業利益の推移をみてみます。2017年3月期:336.452百万円、2018年3月期:357.363百万円、2019年3月期:474.281百万円、となっています。売上総利益高営業利益率は適正な基準となるので採用します。営業利益÷売上総利益高(売上高-売上原価)で計算できます。結果は、2017年3月期:80%、2018年3月期:82%、2019年3月期:85%となっています。目安は超優良水準:11%~20%、標準:10%、改善の余地あり:0~9%、赤字:マイナス、儲かりすぎ:20%以上となってます。儲かり過ぎているのでどこかに歪みがおきていないか心配です。
 
 

3.販管費、売上高販管費率

 
まずは販管費の推移をみてみます。2017年3月期:77.389百万円.8.9%、2018年3月期:76.971百万円.8.2%、2019年3月期:72.127百万円.7.4%となっています。日本の大手の平均が約27%となっているのでかなり低い印象です。石油は常に必要なので販促にコストがあまりかからないのかもしれませんね。

石油業界No.1の安全性

国際石油開発帝石(1605)の2020年12月期決算より安全性を考えてみたいと思います。安全性の指標を見るときは優先順があります。現金に近いものからみていくのが大切です。なぜなら、倒産するかどうかの指標になるからです。 

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財務の安全性
 

1.手元流動性

 
手元流動性はすぐに使えるお金を月商で割ったものです。実際に計算してみると、現金及び預金:173.798百万円÷(売上高:1.000.005円÷9ヵ月)=1.56ヵ月となります。基準としては、大企業1ヵ月、中堅企業1.5ヵ月、中小企業1.7ヵ月となっています。なので、しっかり現金はもっているようです。
 
 

2.当座比率

 
当座比率は当座資産÷流動負債で計算できます。当座資産とは流動資産の中でもより現金化しやすいものをいいます。実際に計算してみると当座資産(現金及び預金:173.798百万円+受取手形及び売掛金:148.765百万円)÷流動負債:401.483百万円=80%となります。90%以上あるといいので、低い水準となっています。
 
 

3.流動比率

 
流動資産を流動負債で割ると計算できます。計算してみると、流動資産:419.802百万円÷流動負債:401.483百万円=105%となります。一般的に120%あればいいといわれているので、低い水準となっています。


 
4.自己資本比率

 
長期の安全性を自己資本比率でみます。計算方法は純資産÷資産です。計算すると、純資産:3.297.176百万円÷4.849.995百万円=68%となります。業種によって自己資本比率はかなり差があります。一般に自己資本比率が70%以上なら理想企業、40%以上なら倒産しにくい企業といえます。なので、国際石油開発帝石(1605)は理想企業に近いと思います。
 
 
総合して分析すると、短期的な安全性はひくく、長期的には問題ないようです。
 
 
 
 
 
 
 

石油業界No.1のキャッシュフロー

キャッシュフロー計算書
 

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キャッシュフロー



今回は国際石油開発帝石(1605)の年月期の決算短信からキャッシュフロー計算書をとおしてお金の流れをみてみたいと思います。キャッシュフローは三種類あります。の場合は営業CF+、投資CFさ△、財務CF△となっています。これは本業の収支がプラスとなっていて、そのプラスの中で投資を行って、余った分を返済にあてているという堅実な経営がみてとれます。キャッシュフローを一つずつみていきたいと思います。
 

 

1.営業キャッシュフロー

営業キャッシュフローは本業の収支を表しています。ここがマイナスだと経営はくるしい状態にあります。キャッシュフロー計算書を見るときはまず営業キャッシュフローがプラスかどうかを確認します。国際石油開発帝石(1605)は274.730百万円となっています。次に営業キャッシュフローが収益面からみても適正な水準にあるかみるために、「キャッシュフローマージン」という指標で確認します。キャッシュフローマージンは営業キャッシュフロー÷売上高で計算できます。実際に計算してみると、274.730百万円÷1.000.005百万円=27%となります。7%以上が目安となるのでかなり稼いでいることがわかります。
 

2.投資キャッシュフロー

投資キャッシュフローをみることで企業が投資にどれくらいお金をつかっているか見ることができます。投資にお金を使うので基本的にはマイナスとなります。プラスの場合、固定資産を売却して返済にあてていて経営がかたむきつつあるケースもあるので注意が必要です。投資キャッシュフローを見るときは未来への投資をおこなっているのかをみるのが大切です。有形固定資産の取得による支出がその目減り額である減価償却費より多ければみらいへの投資を行っているとみなすことができると思われます。の場合、有形固定資産の取得による支出が△109.737百万円、減価償却費が135.629百万円となっているので未来への投資が不十分なようにみえます。
 

3.財務キャッシュフロー

財務キャッシュフローからは二種類の意味を読み取ることができます。一つは銀行等からの融資・返済等のファイナンスです。もう一つは配当の増減です。基本的にはマイナスが好ましく、営業キャッシュフローがマイナスで財務キャッシュフローがプラスの場合は経営が傾いていて融資をうけて何とか無理くり経営しているだけのこともあるので注意が必要です。