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投資と企業分析

投資する際に必要な情報の提供

石油業界No.1の本当の株価


 今の目標は2倍になる株を探す事です。そんな中で出会ったのが、「何故か日本人が知
らなかった新しい株の本」です。不思議と興味を持って調べていると自分の求めている良書にであえますよねw内容も面白く、なんせ読みやすいので、是非読んでみてください。 この本の中で、ざっくりな計算から1株の価値を弾き出して、現状の株価と比べて割安な銘柄を探していく内容があります。この計算式を使って、国際石油開発帝石(1605)の本当の株価をみてみたいと思います。
 

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成長



 

.事業価値を計算する

 

まずは事業価値を算出します。この本の中では、事業価値とは営業利益を10倍したものいいます。何故営業利益の10倍になるのか。 投資の世界では事業価値とは企業の出した利益を期待利回りで割ることで算出されます。 営業利益はそこから税金が40%引かれます。加えて、日本の株式の期待利回りの平均は5~8%程度となっています。ここでは、6%と考えます。営業利益×0.6÷0.06となり、式をまとめると.、営業利益×10となるわけです。すごくシンプルでわかりやすいですよね。国際石油開発帝石(1605)の過去3年分の営業利益の平均361.318百万円となっているので、10倍して事業価値は3.613.180百万円となります。
 
 

.財産価値を計算する

 
  続いて、財産価値を算出します。投資の世界では、財産価値は当面必要ない資産をいいます。財産価値を出す計算式は、「流動資産-1.2×流動負債+投資その他の資産合計」となります。今度は何故流動負債を1.2倍するのか気になりますよねwこれは、投資の世界では、流動負債の1.2倍くらいが当面の運転資金として必要と考えられているからです。(流動比率120%)実際、日本の企業全体の平均も流動比率が120%くらいとなっているようです。で、計算してみると、
419.802百万円-1.2×401.483百万円+1.619.483百万円=1.557.505百万円となります。
 負債は固定負債+非支配株主持分とし、計算すると、1.151.334百万円+256.400百万円=1.407.734百万円となります。
 
 

.一株当たりの価値の計算の仕方

 
最後に一株当たりの価値の計算の仕方は事業価値+財産価値-負債÷発行株式数になります。計算してみると、3.613.180百万円+1.557.505百万円-1.407.734百万円÷1.462百万株=2.574円となります。2020年5月6日現在の株価が673円となっているので、3倍以上の価値があるようです。
 この計算はあくまで過去の実績によるものなので、投資する際のひとつの資料としましょう。投資する際には、将来の成長性も加味することが重要となってきます。

ドラッグストアNo.1の成長性

 損益計算書


今回はウエルシアHDの決算の損益計算書を通して、三年間の売上高、利益、販管費の推移をみていきたいと思います。
 

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売上UP!


 

1.売上高、売上高成長率

 

まずは売上高の推移をみていきます。2017年2月期:623.163百万円、2018年2月期:695.268百万円、2019年2月期:779.148百万円となっています。次は売上高成長率をみてみます。2018年2月期12%、2019年2月期12%となっています。売上高成長率の適正水準は超優良水準:6~20%、安全水準:0~5%、準危険水準:▲1~▲10%、危険水準(1):▲11~▲20%、危険水準(2):21%以上、超危険水準:▲21%以下、となっているのでウエルシアHDは超優良水準だといえます。なかなか見ることのできない優秀な成長だといえます。
 
 

2.営業利益、売上総利益高営業利益率

 
まずは営業利益の推移をみてみます。2017年2月期:24.078百万円、2018年2月期:28.826百万円、2019年2月期:29.045百万円、となっています。売上総利益高営業利益率は適正な基準となるので採用します。営業利益÷売上総利益高(売上高-売上原価)で計算できます。結果は、2017年2月期:13.1%、2018年2月期:13.7%、2019年2月期:12.3%となっています。目安は超優良水準:11%~20%、標準:10%、改善の余地あり:0~9%、赤字:マイナス、儲かりすぎ:20%以上となってます。超優良水準で推移しているのですばらしい経営をしているのがみてとれます。
 
 

3.販管費、売上高販管費率

 
まずは販管費の推移をみてみます。2017年2月期:159.736百万円、25.6%、2018年2月期:181.121百万円、26.1%、2019年2月期:207.614百万円、26.6%となっています。日本の大手の平均が約27%となっているのでしっかりおさえている印象です。少しづつ上がってしまっているので販管費にかんしては改善の余地があるのかもしれません。
 

ドラッグストアNo.1の安全性

 
ウエルシアHDの2020年2月期の決算よりの安全性を考えてみたいと思います。安全性の指標を見るときは優先順位があります。①手元流動性②当座比率③流動比率④自己資本比率の順番になります。現金に近いところからチェックするのが原則になります。
 

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財務の安全性
 

1.手元流動性

手元流動性はすぐに使えるお金を月商で割ったものです。実際に計算してみると、現金及び預金:38.838百万円÷(売上高:868.280円÷12ヵ月)=5.4ヵ月となります。基準としては、大企業1ヵ月、中堅企業1.5ヵ月、中小企業1.7ヵ月となっています。なので、現金はかなり少なそうです。
 

2.当座比率

当座比率は当座資産÷流動負債で計算できます。当座資産とは流動資産の中でもより現金化しやすいものをいいます。実際に計算してみると、当座資産(現金及び預金:38.838百万円+売掛金:43.307百万円+商品:89.318百万円)÷流動負債:183.234百万円=94%となります。90%以上あるといいので問題なさそうです。
 

3.流動比率

流動資産を流動負債で割ると計算できます。計算してみると、流動資産:190.203百万円÷流動負債:183.234百万円=となります。一般的に120%あればいいといわれているので、104%なのでかなり少ない水準だと思われます

 

4.自己資本比率

長期の安全性を自己資本比率でみます。計算方法は純資産÷資産です。計算すると、純資産:162.418百万円÷390.006百万円=41.6%となります。業種によって自己資本比率はかなり差があります。ウエルシアHDは小売業なので、小売業の平均は40%くらいなので数値となっています。問題ない数値となっています。
 
 
総合して分析すると、長期的には問題ないが、短期的には少し安全性にかけるようです。
 
 
 
 
 
 
 

ドラッグストアNo.1の金の出入り

キャッシュフロー計算書
 

今回はウエルシアホールディングス(3141)の2020年2月期の決算短信からキャッシュフロー計算書をとおしてお金の流れをみてみたいと思います。キャッシュフローは三種類あります。の場合は営業CF+、投資CF△、財務CF△となっています。これは本業の収支がプラスとなっていて、そのプラスの中で投資を行って、余った分を返済にあてているという堅実な経営がみてとれます。キャッシュフローを一つずつみていきたいと思います。
 

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キャッシュフロー

 

1.営業キャッシュフロー

営業キャッシュフローは本業の収支を表しています。ここがマイナスだと経営はくるしい状態にあります。キャッシュフロー計算書を見るときはまず営業キャッシュフローがプラスかどうかを確認します。ウエルシアホールディングス(3141)は+70.156百万円となっています。次に営業キャッシュフローが収益面からみても適正な水準にあるかみるため、「キャッシュフローマージン」という指標で確認します。キャッシュフローマージンは営業キャッシュフロー÷売上高で計算できます。実際に計算してみると70.156百万円÷868.280百万円=8%となります。7%以上が目安となるのでしっかり稼いでいます。
 

 

2.投資キャッシュフロー

投資キャッシュフローをみることで企業が投資にどれくらいお金をつかっているか見ることができます。投資にお金を使うので基本的にはマイナスとなります。プラスの場合、固定資産を売却して返済にあてていて経営がかたむきつつあるケースもあるので注意が必要です。投資キャッシュフローを見るときは未来への投資をおこなっているのかをみるのが大切です。有形固定資産の取得による支出がその目減り額である減価償却費より多ければみらいへの投資を行っているとみなすことができると思われます。の場合、有形固定資産の取得による支出が△14.644百万円、減価償却費が14.149百万円となっているので未来への投資は十分なようにみえます。
 

3.財務キャッシュフロー

財務キャッシュフローからは二種類の意味を読み取ることができます。一つは銀行等からの融資・返済等のファイナンスです。もう一つは配当の増減です。基本的にはマイナスが好ましく、営業キャッシュフローがマイナスで財務キャッシュフローがプラスの場合は経営が傾いていて融資をうけて何とか無理くり経営しているだけのこともあるので注意が必要です。

ドラッグストアNo.1の本当の株価


 今の目標は2倍になる株を探す事です。そんな中で出会ったのが、「何故か日本人が知
らなかった新しい株の本」です。不思議と興味を持って調べていると自分の求めている良書にであえますよねw内容も面白く、なんせ読みやすいので、是非読んでみてください。 この本の中で、ざっくりな計算から1株の価値を弾き出して、現状の株価と比べて割安な銘柄を探していく内容があります。ドラッグストア業界No.1のウエルシHD(3141)の本当の株価を見てみたいと思います。

 

1.事業価値を計算する

まずは事業価値を算出します。この本の中では、事業価値とは営業利益を10倍したものいいます。何故営業利益の10倍になるのか。 投資の世界では事業価値とは企業の出した利益を期待利回りで割ることで算出されます。 営業利益はそこから税金が40%引かれます。加えて、日本の株式の期待利回りの平均は5~8%程度となっています。ここでは、6%と考えます。営業利益×0.6÷0.06となり式をまとめると.、営業利益×10となるわけです。すごくシンプルでわかりやすいですよね。ウエルシHD(3141)の過去3年分の営業利益の平均27.316万円となっているので10倍して事業価値は273.160百万円となります。
 
 

2.財産価値を計算する

続いて、財産価値を算出します。投資の世界では、財産価値は当面必要ない資産をいいます。財産価値を出す計算式は、「流動資産-1.2×流動負債+投資その他の資産合計」となります。今度は何故流動負債を1.2倍するのか気になりますよねwこれは、投資の世界では、流動負債の1.2倍くらいが当面の運転資金として必要と考えられているからです。(流動比率120%)実際、日本の企業全体の平均も流動比率が120%くらいとなっているようです。で、計算してみると、
190.203百万円-1.2×183.234百万円+46.279百万円=16.601百万円となります。
 負債は固定負債+非支配株主持分とし、計算すると、44.353百万円+493百万円=44.846百万円となります。
 
 

3.一株当たりの価値の計算の仕方

最後に一株当たりの価値の計算の仕方は事業価値+財産価値-負債÷発行株式数になります。計算してみると、273.160百万円+16.601百万円-44.846百万÷104.8百万株=2.337円となります。2020年5月5日現在の株価が7.710円となっているので、かなり割りだかですね。
 この計算はあくまで過去の実績によるものなので、投資する際のひとつの資料としましょう。投資する際には、将来の成長性も加味することが重要となってきます。

二倍になる株の探し方三井製糖 (2109)


 今の目標は2倍になる株を探す事です。そんな中で出会ったのが、「何故か日本人が知
らなかった新しい株の本」です。不思議と興味を持って調べていると自分の求めている良書にであえますよねw内容も面白く、なんせ読みやすいので、是非読んでみてください。 この本の中で、ざっくりな計算から1株の価値を弾き出して、現状の株価と比べて割安な銘柄を探していく内容があります。この計算式を利用して、現状の株価の2倍の価値のある銘柄を探しだして、2倍株を探し求めていきたいと思います^_^
 

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本当の株価
 
 

1.スクリーニングして有望株を探す

まずは有望株の絞り込みをするために、PERが10倍以下で、PBRが1倍以下を条件にスクリーニングをかけました。
 
 

2.事業価値を計算する

まずは事業価値を算出します。この本の中では、事業価値とは営業利益を10倍したものいいます。何故営業利益の10倍になるのか。 投資の世界では事業価値とは企業の出した利益を期待利回りで割ることで算出されます。 営業利益はそこから税金が40%引かれます。加えて、日本の株式の期待利回りの平均は5~8%程度となっています。ここでは、6%と考えます。営業利益×0.6÷0.06となり、式をまとめると.、営業利益×10となるわけです。すごくシンプルでわかりやすいですよね。三井製糖 (2109)の過去3年分の営業利益の平均5.104百万円となっているので、10倍して事業価値は51.040百万円となります。
 
 

3.財産価値を計算する

続いて、財産価値を算出します。投資の世界では、財産価値は当面必要ない資産をいいます。財産価値を出す計算式は、「流動資産-1.2×流動負債+投資その他の資産合計」となります。今度は何故流動負債を1.2倍するのか気になりますよねwこれは、投資の世界では、流動負債の1.2倍くらいが当面の運転資金として必要と考えられているからです。(流動比率120%)実際、日本の企業全体の平均も流動比率が120%くらいとなっているようです。で、計算してみると、
57.325百万円-1.2×36.944百万円+23.044百万円=36.036百万円となります。
 負債は固定負債+非支配株主持分とし、計算すると、11.162百万円+9.884百万円=21.046百万円となります。
 

4.一株当たりの価値の計算の仕方

最後に一株当たりの価値の計算の仕方は事業価値+財産価値-負債÷発行株式数になります。計算してみると、51.040百万円+36.036百万円-21.046百万÷28.3百万株=2.333円となります。2020年5月4日現在の2170株価が円となっているので、割安とは言えますが二倍株とはいえなさそうです。
 この計算はあくまで過去の実績によるものなので、投資する際のひとつの資料としましょう。投資する際には、将来の成長性も加味することが重要となってきます。

ヤマト(1967)の成長性

 損益計算書


今回はの決算の損益計算書を通して、三年間の売上高、利益、販管費の推移をみていきたいと思います。
 

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企業の成長


 

1.売上高、売上高成長率

まずは売上高の推移をみていきます。2017年3月期:42.426百万円、2018年3月期:46.065百万円、2019年3月期:46.272百万円となっています。次は売上高成長率をみてみます。2018年3月期:8.6%、2019年3月期:0.4%となっています。売上高成長率の適正水準は超優良水準:6~20%、安全水準:0~5%、準危険水準:▲1~▲10%、危険水準(1):▲11~▲20%、危険水準(2):21%以上、超危険水準:▲21%以下、となっているのでヤマト(1967)は超優良水準から安全水準へ移行しているのでテコ入れが必要かもしれません。
 
 

2.営業利益、売上総利益高営業利益率

まずは営業利益の推移をみてみます。2017年3月期:3.075百万円、2018年3月期:3.462百万円、2019年3月期:3.062百万円、となっています。売上総利益高営業利益率は適正な基準となるので採用します。営業利益÷売上総利益高(売上高-売上原価)で計算できます。結果は、2017年3月期:64%、2018年3月期:65%、2019年3月期:61%となっています。目安は超優良水準:11%~20%、標準:10%、改善の余地あり:0~9%、赤字:マイナス、儲かりすぎ:20%以上となってます。儲かり過ぎているので、どこかに歪みがおきている可能性があります。
 
 

3.販管費、売上高販管費率

まずは販管費の推移をみてみます。2017年3月期:1.739百万円、4.1%、2018年3月期:1.900百万円、4.1%、2019年3月期:1.934百万円、4.2%となっています。日本の大手の平均が約27%となっているのでかなり低い印象です。営業利益率が高い要因が販管費の低さからきているのかもしれません。逆をいえば販管費を抑え過ぎている可能性もあります。

ヤマト(1967)のキャッシュフロー

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キャッシュフロー

キャッシュフロー計算書
 

今回はの年月期の決算短信からキャッシュフロー計算書をとおしてお金の流れをみてみたいと思います。キャッシュフローは三種類あります。ヤマト(1967)の場合は営業CF△、投資CF△、財務CF△となっています。これは本業の収支がマイナスとなっていて、その状況の中、投資もおこなっていて、返済もおこなっているという少し危険なキャッシュフローになっています。
 

 

1.営業キャッシュフロー

営業キャッシュフローは本業の収支を表しています。ここがマイナスだと経営はくるしい状態にあります。キャッシュフロー計算書を見るときはまず営業キャッシュフローがプラスかどうかを確認します。ヤマト(1967)は△949百万円となっています。<

 

2.投資キャッシュフロー

投資キャッシュフローをみることで企業が投資にどれくらいお金をつかっているか見ることができます。投資にお金を使うので基本的にはマイナスとなります。プラスの場合、固定資産を売却して返済にあてていて経営がかたむきつつあるケースもあるので注意が必要です。投資キャッシュフローを見るときは未来への投資をおこなっているのかをみるのが大切です。有形固定資産の取得による支出がその目減り額である減価償却費より多ければみらいへの投資を行っているとみなすことができると思われます。の場合、有形固定資産の取得による支出が△387百万円、減価償却費が358百万円となっているので未来への投資が十分なようにみえます。

 

3.財務キャッシュフロー

財務キャッシュフローからは二種類の意味を読み取ることができます。一つは銀行等からの融資・返済等のファイナンスです。もう一つは配当の増減です。基本的にはマイナスが好ましく、営業キャッシュフローがマイナスで財務キャッシュフローがプラスの場合は経営が傾いていて融資をうけて何とか無理くり経営しているだけのこともあるので注意が必要です。

 

営業キャッシュフローのマイナスが続くようだとかなり危険だと思われます。

ヤマト(1967)の安全性

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財務の安全性


 

2020年3月期決算短信よりの安全性を考えてみたいと思います。安全性の指標を見るときは優先順位があります。①手元流動性②当座比率③流動比率④自己資本比率の順番になります。現金に近いところからチェックするのが原則になります。
 
 

1.手元流動性

手元流動性はすぐに使えるお金を月商で割ったものです。実際に計算してみると、現金及び預金:3.934.844百万円÷(売上高:51.464.353円÷12ヵ月)=0.9ヵ月となります。基準としては、大企業1ヵ月、中堅企業1.5ヵ月、中小企業1.7ヵ月となっています。なので、現金は少なめなことがわかります。
 
 

2.当座比率

当座比率は当座資産÷流動負債で計算できます。当座資産とは流動資産の中でもより現金化しやすいものをいいます。実際に計算してみると当座資産(現金及び預金:3.934.844百万円+受取手形+売掛金:17.617.832百万円)÷流動負債:11.182.060百万円=193%となります。90%以上あるといいので問題なさそうです。
 
 

3.流動比率

流動資産を流動負債で割ると計算できます。計算してみると、流動資産:25.394.043百万円÷流動負債:11.182.060百万円=227%となります。一般的に120%あればいいといわれているので、かなりおおいです。 
 
 

4.自己資本比率

長期の安全性を自己資本比率でみます。計算方法は純資産÷資産です。計算すると、純資産:27.972.986百万円÷39.889.218百万円=70%となります。業種によって自己資本比率はかなり差があります。一般に40%程あれば問題ないといわれているので、かなり安全性は高いと思われます。
 
 
総合して分析すると、手元流動性が少し低めですが、売掛金が現金になっていなかったに過ぎず、全体としてはかなり安全性は高いと思われます。 
 
 
 
 
 
 

二倍になる株の探し方 ヤマト(1967)


 今の目標は2倍になる株を探す事です。そんな中で出会ったのが、「何故か日本人が知
らなかった新しい株の本」です。不思議と興味を持って調べていると自分の求めている良書にであえますよねw内容も面白く、なんせ読みやすいので、是非読んでみてください。 この本の中で、ざっくりな計算から1株の価値を弾き出して、現状の株価と比べて割安な銘柄を探していく内容があります。この計算式を利用して、現状の株価の2倍の価値のある銘柄を探しだして、2倍株を探し求めていきたいと思います^_^
 

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1.スクリーニングして有望株を探す

まずは有望株の絞り込みをするために、PERが10倍以下で、PBRが1倍以下を条件にスクリーニングをかけました。
 
 

2.事業価値を計算する

まずは事業価値を算出します。この本の中では、事業価値とは営業利益を10倍したものいいます。何故営業利益の10倍になるのか。 投資の世界では事業価値とは企業の出した利益を期待利回りで割ることで算出されます。 営業利益はそこから税金が40%引かれます。加えて、日本の株式の期待利回りの平均は5~8%程度となっています。ここでは、6%と考えます。営業利益×0.6÷0.06となり、式をまとめると.、営業利益×10となるわけです。すごくシンプルでわかりやすいですよね。ヤマト(1967)の過去3年分の営業利益の平均3.200百万円となっているので、10倍して事業価値は32.000百万円となります。
 
 

3.財産価値を計算する

  続いて、財産価値を算出します。投資の世界では、財産価値は当面必要ない資産をいいます。財産価値を出す計算式は、「流動資産-1.2×流動負債+投資その他の資産合計」となります。今度は何故流動負債を1.2倍するのか気になりますよねwこれは、投資の世界では、流動負債の1.2倍くらいが当面の運転資金として必要と考えられているからです。(流動比率120%)実際、日本の企業全体の平均も流動比率が120%くらいとなっているようです。で、計算してみると、25.394百万円-1.2×11.182百万円+8.405百万円=20.381百万円となります。
負債は固定負債+非支配株主持分とし、計算すると、734百万円+39百万円=773百万円となります。
 


4.一株当たりの価値の計算の仕方

最後に一株当たりの価値の計算の仕方は事業価値+財産価値-負債÷発行株式数になります。計算してみると、32.000百万円+20.381百万円-773百万÷26.9百万株=1918円となります。2020年5月2日現在の株価が637円となっているので、二倍以上の価値があることになります!
 この計算はあくまで過去の実績によるものなので、投資する際のひとつの資料としましょう。投資する際には、将来の成長性も加味することが重要となってきます。

吉野屋の成長性

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 損益計算書

 

今回はの決算の損益計算書を通して、三年間の売上高、利益、販管費の推移をみていきたいと思います。
 
 

1.売上高、売上高成長率

まずは売上高の推移をみていきます。2017年2月期:188.623百万円、2018年2月期:198.503百万円、2019年2月期:202.385百万円となっています。次は売上高成長率をみてみます。2018年2月期:5.2%、2019年2月期:2%となっています。売上高成長率の適正水準は超優良水準:6~20%、安全水準:0~5%、準危険水準:▲1~▲10%、危険水準(1):▲11~▲20%、危険水準(2):21%以上、超危険水準:▲21%以下、となっているので、安全水準で成長できています。


 
 2.営業利益、売上総利益高営業利益率

まずは営業利益の推移をみてみます。2017年2月期:1.865百万円、2018年2月期4.019百万円、2019年2月期:104百万円、となっています。売上総利益高営業利益率は適正な基準となるので採用します。営業利益÷売上総利益高(売上高-売上原価)で計算できます。結果は、2017年2月期:1.6%、2018年2月期:3.1%、2019年2月期:0.8%となっています。目安は超優良水準:11%~20%、標準:10%、改善の余地あり:0~9%、赤字:マイナス、儲かりすぎ:20%以上となってますので、利益に関しては、改善の余地ありといえると思います。
 
 

3.販管費、売上高販管費率

まずは販管費の推移をみてみます。2017年2月期:118.371百万円、62.8%、2018年2月期:124.893百万円、62.9%、2019年2月期:129.476百万円、64%となっています。日本の大手の平均が約27%となっているのでかなり高い印象です。利益を圧迫している理由が販管費にありそうです。
 

ヤフーの本当の株価


 今の目標は2倍になる株を探す事です。そんな中で出会ったのが、「何故か日本人が知
らなかった新しい株の本」です。不思議と興味を持って調べていると自分の求めている良書にであえますよねw内容も面白く、なんせ読みやすいので、是非読んでみてください。 この本の中で、ざっくりな計算から1株の価値を弾き出して、現状の株価と比べて割安な銘柄を探していく内容があります。

 

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本当の価値

1.事業価値を計算する

まずは事業価値を算出します。この本の中では、事業価値とは営業利益を10倍したものいいます。何故営業利益の10倍になるのか。 投資の世界では事業価値とは企業の出した利益を期待利回りで割ることで算出されます。 営業利益はそこから税金が40%引かれます。加えて、日本の株式の期待利回りの平均は5~8%程度となっています。ここでは、6%と考えます。営業利益×0.6÷0.06となり、式をまとめると.、営業利益×10となるわけです。すごくシンプルでわかりやすいですよね。ヤフーの過去3年分の営業利益の平均172.796百万円となっているので、10倍して事業価値は1.727.960百万円となります。
 
 

2.財産価値を計算する

続いて、財産価値を算出します。投資の世界では、財産価値は当面必要ない資産をいいます。財産価値を出す計算式は、「流動資産-1.2×流動負債+投資その他の資産合計」となります。今度は何故流動負債を1.2倍するのか気になりますよねwこれは、投資の世界では、流動負債の1.2倍くらいが当面の運転資金として必要と考えられているからです。(流動比率120%)実際、日本の企業全体の平均も流動比率が120%くらいとなっているようです。で、計算してみると、
31.234百万円-1.2×28.860百万円=-3.398百万円となります。

3.一株当たりの価値の計算の仕方

最後に一株当たりの価値の計算の仕方は事業価値+財産価値÷発行株式数になります。計算してみると、1.727.960百万円-3.398百万円÷4.823百万株=358円となります。2020年4月30日現在の株価が419円となっているので、割高だといえます。
 この計算はあくまで過去の実績によるものなので、投資する際のひとつの資料としましょう。投資する際には、将来の成長性も加味することが重要となってきます。

吉野家の財務


 

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財務の安全性


2020年2月期の吉野家ホールディングスの決算より安全性を考えてみたいと思います。安全性の指標を見るときは優先順位があります。①手元流動性②当座比率③流動比率④自己資本比率の順番になります。現金に近いところからチェックするのが原則になります。
 
 

1.手元流動性

手元流動性はすぐに使えるお金を月商で割ったものです。実際に計算してみると、現金及び預金:22.604百万円÷(売上高:216.201円÷12ヵ月)=1.25ヵ月となります。基準としては、大企業1ヵ月、中堅企業1.5ヵ月、中小企業1.7ヵ月となっています。なので、基準は満たしています。
 
 

2.当座比率

当座比率は当座資産÷流動負債で計算できます。当座資産とは流動資産の中でもより現金化しやすいものをいいます。実際に計算してみると、当座資産(現金及び預金:22.604百万円+受取手形及び売掛金:8.005百万円)÷流動負債:37.963百万円=81%となります。90%以上あるといいので基準より低い数値となっています。
 
 

3.流動比率

流動資産を流動負債で割ると計算できます。計算してみると、流動資産:41.303百万円÷流動負債:37.963百万円=109%となります。一般的に120%あればいいといわれているので、少し不安な数値となっています。
 
 

4.自己資本比率

長期の安全性を自己資本比率でみます。計算方法は純資産÷資産です。計算すると、純資産:48.385百万円÷126.127百万円=38%となります。業種によって自己資本比率はかなり差があります。吉野家ホールディングスが属する小売業の平均45%はくらいなので基準より低い数値となっています。
 
 
 
総合して分析すると、すぐに倒産することはないが中長期的には安全性は低めだと思われます。借金をしてでも投資をするという攻めた経営となっているので、安全性はひくめなのだと思われます。実際本業は絶好調だったのですが、このコロナの影響がどこまであるのかが今後の課題になりそうです。
 
 
 
 
 
 
 

吉野家の資金繰り

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キャッシュフロー

キャッシュフロー計算書
 

今回はの2020年2月期の決算短信からキャッシュフロー計算書をとおしてお金の流れをみてみたいと思います。キャッシュフローは三種類あります。の場合は営業CF+、投資CF△、財務CF+となっています。これは本業の収支プラスだが、そのプラス以上に投資をおこなっていて、足らない分を融資をうけている攻めた経営がみてとれます。。キャッシュフローを一つずつみていきたいと思います。
 

1.営業キャッシュフロー

営業キャッシュフローは本業の収支を表しています。ここがマイナスだと経営はくるしい状態にあります。キャッシュフロー計算書を見るときはまず営業キャッシュフローがプラスかどうかを確認します。吉野家ホールディングスは+14.038百万円となっています。次に営業キャッシュフローが収益面からみても適正な水準にあるかみるために「キャッシュフローマージン」という指標で確認します。キャッシュフローマージンは営業キャッシュフロー÷売上高で計算できます。実際に計算してみると14.038百万÷216.201百万円=6.5%となります。7%以上が目安となるので少したりていないようです。

 

2.投資キャッシュフロー

投資キャッシュフローをみることで企業が投資にどれくらいお金をつかっているか見ることができます。投資にお金を使うので基本的にはマイナスとなります。プラスの場合、固定資産を売却して返済にあてていて経営がかたむきつつあるケースもあるので注意が必要です。投資キャッシュフローを見るときは未来への投資をおこなっているのかをみるのが大切です。有形固定資産の取得による支出がその目減り額である減価償却費より多ければみらいへの投資を行っているとみなすことができると思われます。の場合、有形固定資産の取得による支出が△7.747百万円、減価償却費が7.715百万円となっているので未来への投資が十分なようにみえます。

 

3.財務キャッシュフロー

財務キャッシュフローからは二種類の意味を読み取ることができます。一つは銀行等からの融資・返済等のファイナンスです。もう一つは配当の増減です。基本的にはマイナスが好ましく、営業キャッシュフローがマイナスで財務キャッシュフローがプラスの場合は経営が傾いていて融資をうけて何とか無理くり経営しているだけのこともあるので注意が必要です。

吉野家の企業価値


 今の目標は2倍になる株を探す事です。そんな中で出会ったのが、「何故か日本人が知
らなかった新しい株の本」です。不思議と興味を持って調べていると自分の求めている良書にであえますよねw内容も面白く、なんせ読みやすいので、是非読んでみてください。 この本の中で、ざっくりな計算から1株の価値を弾き出して、現状の株価と比べて割安な銘柄を探していく内容があります。
 

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企業価値



 

1.事業価値を計算する

まずは事業価値を算出します。この本の中では、事業価値とは営業利益を10倍したものいいます。何故営業利益の10倍になるのか。 投資の世界では事業価値とは企業の出した利益を期待利回りで割ることで算出されます。 営業利益はそこから税金が40%引かれます。加えて、日本の株式の期待利回りの平均は5~8%程度となっています。ここでは、6%と考えます。営業利益×0.6÷0.06となり、式をまとめると、営業利益×10となるわけです。すごくシンプルでわかりやすいですよね過去3年分の営業利益の平均1.927百万円となっているので、10倍して事業価値19.270百万円となります。
 
 

2.財産価値を計算する

  続いて、財産価値を算出します。投資の世界では、財産価値は当面必要ない資産をいいます。財産価値を出す計算式は、「流動資産-1.2×流動負債+投資その他の資産合計」となります。今度は何故流動負債を1.2倍するのか気になりますよねwこれは、投資の世界では、流動負債の1.2倍くらいが当面の運転資金として必要と考えられているからです。(流動比率120%)実際、日本の企業全体の平均も流動比率が120%くらいとなっているようです。で、計算してみると、
41.303百万円-1.2×37.963百万円+28.034円=23.781百万円となります。
 負債は固定負債+非支配株主持分とし、計算すると、39.818百万円+588円=40.406百万円となります。
 

3.一株当たりの価値の計算の仕方

最後に一株当たりの価値の計算の仕方は事業価値+財産価値-負債÷発行株式数になります。計算してみると、19.270百万円+23.781百万円-40.406百万÷65.1百万株=41円となります。2020年4月30日10時51分現在の株価が2.286円となっているので、かなり割高となってます。
 この計算はあくまで過去の実績によるものなので、投資する際のひとつの資料としましょう。投資する際には、将来の成長性も加味することが重要となってきます。