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投資と企業分析

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ヤフーショッピングのポテンシャル

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成長性

[MBAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣」という本を参考にヤフーショッピングの成長の推移をみてみたいと思います。

 

ECビジネスでは、ネット売上*1=取扱高*2×テイクレート*3の公式が成り立ちます。

また、式を変形させて、テイクレート=売上÷取扱高となります。このテイクレートを使ってヤフーショッピングのポテンシャルをみてみたいと思います。

 

2015年第3四半期時点のヤフーショッピングのテイクレートを計算すると、

2015-3Q:売上:30億円÷取扱高:1140億円=テイクレート:2.6%となります。

 

ヤフーショッピングはマーケットプレイス型EC*4の店舗出店型(売り手=店舗)に分類されます。日本における店舗出店型マーケットプレイスの代表格は楽天市場になります。2015年4-6月時点での楽天市場のテイクレートが7.1%となっています。なので、ヤフーショッピングもテイクレートが7.1%までは上がるのではないかと予想することができます。実際はどうなのか直近の決算をみてみます。

 

2019-1Q:売上:88億円÷取扱高:2040億円=テイクレート:4.3%

2019-2Q:売上:92億円÷取扱高:2116億円=テイクレート:4.3%

2019-3Q:売上:121億円÷取扱高:2952億円=テイクレート:4.1%

 

2015-3Qから1.5~1.7ポイント増加しています。7.1%まで上がると考えると、あと約3%程上昇することになりますので、今のペースでいけば約8年後にはヤフーショッピングの売上は+75%となるのではないかと予想できます。

 

*1:ECで発生する取引の中でサービスを提供する側の取り分

*2:グロス売上

*3:取扱高が100あった場合にいくらの売上になるのかを表す割合

*4:自社で商品を仕入れることはせずに、売り手と買い手のマッチングのみをおこなう