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投資と企業分析

投資する際に必要な情報の提供

ヤマト(1967)の成長性

 損益計算書


今回はの決算の損益計算書を通して、三年間の売上高、利益、販管費の推移をみていきたいと思います。
 

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企業の成長


 

1.売上高、売上高成長率

まずは売上高の推移をみていきます。2017年3月期:42.426百万円、2018年3月期:46.065百万円、2019年3月期:46.272百万円となっています。次は売上高成長率をみてみます。2018年3月期:8.6%、2019年3月期:0.4%となっています。売上高成長率の適正水準は超優良水準:6~20%、安全水準:0~5%、準危険水準:▲1~▲10%、危険水準(1):▲11~▲20%、危険水準(2):21%以上、超危険水準:▲21%以下、となっているのでヤマト(1967)は超優良水準から安全水準へ移行しているのでテコ入れが必要かもしれません。
 
 

2.営業利益、売上総利益高営業利益率

まずは営業利益の推移をみてみます。2017年3月期:3.075百万円、2018年3月期:3.462百万円、2019年3月期:3.062百万円、となっています。売上総利益高営業利益率は適正な基準となるので採用します。営業利益÷売上総利益高(売上高-売上原価)で計算できます。結果は、2017年3月期:64%、2018年3月期:65%、2019年3月期:61%となっています。目安は超優良水準:11%~20%、標準:10%、改善の余地あり:0~9%、赤字:マイナス、儲かりすぎ:20%以上となってます。儲かり過ぎているので、どこかに歪みがおきている可能性があります。
 
 

3.販管費、売上高販管費率

まずは販管費の推移をみてみます。2017年3月期:1.739百万円、4.1%、2018年3月期:1.900百万円、4.1%、2019年3月期:1.934百万円、4.2%となっています。日本の大手の平均が約27%となっているのでかなり低い印象です。営業利益率が高い要因が販管費の低さからきているのかもしれません。逆をいえば販管費を抑え過ぎている可能性もあります。