吉野家の売上、利益の推移
今回は吉野家の売上高、営業利益の4年間の推移を見てみたいと思います。
1.売上高 2.売上高成長率 3.営業利益 4.営業利益成長率となっています。
売上高は毎年増加しており、売上高成長率で見ても数%上昇してるので、堅調な成長がみられます。2018年2月期に関しては5%を超えているのでかなり優秀な数字となっています。
一方営業利益は2018年2月期まで増加していて、2018年2月期に大幅に数字を伸ばしています。
営業利益成長率を見てみると、2016年2月期と2019年2月期に大幅なマイナスとなっているので、調べてみてました。
2016年2月期はゼンショー、松屋が円安から円高になった事もあり業績改善してる中(円高になると輸入品が安く買えるため原材料費が抑えられるため)、吉野家は業績を落としています。
2003年のBSE問題が起こり、ゼンショー、松屋共に牛肉を米国産からニュージーランドさんに切り替えましたが、吉野家は味が落ちるのを懸念して、米国産牛肉使用しつづけて、コスト高が原因で減益となってしまいました。
2019年2月期には、アルバイトの採用に苦戦し、人件費や採用費が増加。物流費高騰も想定以上のものとなりました。近年の接客業の人不足は深刻ですね。将来的にはAIの導入が人不足を解決するかもしれませんが、過渡期の今、現場は非常にきついです。
また、販促を強化したことで、オペレーションの負担がふえて、人件費が上がったことや既存店の客数の減少も影響しているようです。