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投資と企業分析

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ヒップ(2136)の財務の安全性

 

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財務の安全性

 

 


よりの安全性を考えてみたいと思います。安全性の指標を見るときは優先順位があります。①手元流動性②当座比率③流動比率④自己資本比率の順番になります。現金に近いところからチェックするのが原則になります。
 

1.手元流動性

手元流動性はすぐに使えるお金を月商で割ったものです。実際に計算してみると、現金及び預金:2.378百万円÷(売上高:4.074百万円÷9ヵ月)=5.24ヵ月となります。基準としては、大企業1ヵ月、中堅企業1.5ヵ月、中小企業1.7ヵ月となっています。なので、かなり多めに現金をもっているようです。
 

2.当座比率

当座比率は当座資産÷流動負債で計算できます。当座資産とは流動資産の中でもより現金化しやすいものをいいます。実際に計算してみると、当座資産(現金及び預金:2.378百万円+売掛金:732百万円)÷流動負債:1.444百万円=215%となります。90%以上あるといいので充分すぎる数値となっています。
 

3.流動比率

流動資産を流動負債で割ると計算できます。計算してみると、流動資産:3.161百万円÷流動負債:1.444百万円=となります。一般的に219%あればいいといわれているので
 

4.自己資本比率

長期の安全性を自己資本比率でみます。計算方法は純資産÷資産です。計算すると、純資産:2.693百万円÷4.681百万円=57.5%となります。業種によって自己資本比率はかなり差があります。ヒップの属する業種の平均が53%くらいなので平均くらいの数値となっています。

 
総合して分析すると、現金をしっかりもっていて安全性の高い会社だといえると思います。