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投資と企業分析

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減価償却とは

 決算を読んでいて、減価償却という言葉に出くわすことが多いのですが、いまいちピンときていなかったので、今回はざっくり減価償却について考えてみたいと思います。

 

 基本として、10万円未満の支払いであれば、「消耗品費」として全額を一括で必要経費にできるのですが、10万円以上の支払いになると、「減価償却」というルールが適用され、必要経費を数年に分割することになります。分割する年数のことを「耐用年数」と呼びます。

 

  減価償却には「定額法」と「定率法」の二種類の計算方法があります。定額法の場合は購入金額を耐用年数で割った金額が毎年の必要経費となります。耐用年数は細かく分類されています。例えば木製の事務机なら耐用年数は8年となっています。わかりやすく木製の事務机が8万円だとすると、必要経費として1万円を8年間計上するかたちになります。

 

 定率法だと計算が異なってきます。今回は触れませんが、購入金額に同じ率をかけた金額が毎年の経費となるため、始めの年の経費が大きく、だんだんとその額がへっていく形になります。

 

 減価償却に関してたいへんなのが確定申告です。耐用年数分毎年減価償却の計算をして確定申告に反映させなければなりません。耐用年数が来る前に買い替えた場合など面倒な会計処理がまっています。

 

 できるだけ必要な器具、設備、家具、備品を購入する際は、10万円以内に抑えるのが、仕事を減らすにはおすすめかもしれませんね。